第124回日本消化器病学会九州支部例会・第118回日本消化器内視鏡学会九州支部例会

会長挨拶

第124回日本消化器病学会九州支部例会
会長 
大塚隆生

第124回日本消化器病学会九州支部例会 会長 大塚隆生

このたび第124回日本消化器病学会九州支部例会を、第118回日本消化器内視鏡学会九州支部例会会長の井戸章雄先生と合同で開催させていただくこととなりました。私にとりまして初めての学会主催となり大変光栄に存じますとともに、支部会長でもあられる井戸先生をはじめ、ご推薦いただいた関係の方々に心より御礼申し上げます。

「医師は地方にいながら世界と戦える職業である」と若い頃に先輩から言われたこの言葉を特に最近身にしみて感じています。私たちが発表する学会報告や臨床論文の多くは日々の診療の経過ですし、どんな僻地にいても珍しい1例を英文で報告すれば、世界中の人に届けることができます。どの診療科に属していてもぶれてはいけない医師の基本姿勢は地域に密着した医療提供であり、ここから様々なものが生まれてきます。

鹿児島大学全学のスローガンに「南九州から世界に羽ばたくグローカルな研究教育拠点形成」があります。「グローバル」ではなく「グローカル」であり、「グローバル」と「ローカル」を合わせた造語です。元来、薩摩藩は独自の文化と教育体制を持ちつつ世界にも目を向け、幕末明治維新から坂の上の雲の時代まで「グローカル」な視点を持った多くの傑物を世に送り出してきました。そして皆様が本学会中に必ず目にされるであろう鹿児島中央駅前にある「若き薩摩の群像(幕末に英国留学に送り出された薩摩スチューデントの像)」に象徴されるように、グローカルな視点を持つ若者の教育にも力を入れてきた歴史があり、この教育熱は現在まで脈々と引き継がれていると感じます。「グローカル」な視点は鹿児島だけでなく、九州各地域でも共有すべきビジョンであるとの思いから、本学会のテーマとして使わせていただきました。

昨今の経済事情から大きなホテルでの学会開催が難しくなり、本会は二つの離れた会場での開催となります。皆様には大変ご不便をおかけすることとなり深くお詫び申し上げます。一方、会場へのアクセスは良く、繁華街も近くなりますので、十分に鹿児島を堪能していただけるのではないかと思います。地域に密着した診療経験とそのデータを活用した「グローカル消化器病」を各施設が目指し、「九州の消化器病が熱いらしい」と思ってもらえるような会となるよう祈っております。

第118回日本消化器内視鏡学会九州支部例会
会長 
井戸章雄

第118回日本消化器内視鏡学会九州支部例会 会長 井戸章雄

第118回日本消化器内視鏡学会九州支部例会を2024年11月15日(金)、16日(土)の2日間にわたり、第124回日本消化器病学会九州支部例会と合同開催させて頂きます。伝統のある日本消化器内視鏡学会九州支部例会の会長を勤めさせて頂くことは大変名誉なことであり、支部長の八尾建史先生はじめ関係各位の皆様に厚く御礼申し上げます。

南九州に位置する鹿児島県は南北600kmにおよぶ海に開かれた広大な県土を有し、古来、大陸との貿易に深く関わってきました。本支部例会のテーマは、九州の消化器医が集い、地球規模の広い視野を持ってこの南九州から新しい消化器病の知見を発信したいという思いから、「グローカル消化器病」とさせて頂きました。そのテーマにふさわしく、11月16日(土)の特別講演には米国を拠点に国際的にご活躍中のMayo Clinic Arizonaの深見悟生教授をお招きしています。。是非、若手をはじめ多くの消化器医にご聴講頂きたいと思います。

昨今、消化器内視鏡の分野は驚異的な速度で進化しています。新たな技術の導入により診断精度が向上し、治療の選択肢が広がるとともに低侵襲治療も可能になっています。しかし、これらの最新の技術を使うのは我々臨床医であり、実臨床から得られた経験及び成果を客観的に検証し、科学的な根拠に基づいて新しい診断法および治療法を適切に位置付けなければなりません。

一方、支部例会は、研修医や専攻医など将来性豊かな若い消化器医が自らの症例で学んだことや臨床研究の成果を発表する場でもあります。若い消化器医には自信を持って発表に臨むとともに、積極的に質問に立って頂き、一方、指導医の皆様には若手医師育成の観点から議論に加わって頂きたいと思います。

今回の支部例会会場は鹿児島中央駅に近い「ライカ南国ホール・TKP鹿児島」です。南九州から世界に向けて新しい知見が発信できるよう、多くの先生方のご発表、ご参加をお待ちしております。

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